メルカリ・ヤフオクでpaidyを悪用した詐欺続出中。詐欺手口や返金等の対策方法はこれ!






メルカリ・ヤフオク等のフリマサイトで「paidy」を悪用した詐欺が続出しています。
そもそも「paidy」ってどういうサービス?ということや、
この詐欺ができてしまう原因、被害に合わないための対策方法、もし被害に合ってしまった場合の返金方法について今回調査しました。




「Paidy」とは? 

Paidyは、メールアドレスと携帯番号のみで決済することができる後払い決済サービスです。

そのため、クレジットカード作成に抵抗があるが、支払いは後にしたいという方にとってはとても便利なものとなっています。

また、Paidy公式サイトでも、下記3点の安全対策を行っており、セキュリティ面の安心がアピールされています。

・認証コードによる本人確認
・決済情報はTLSで暗号化
・365日24時間体制で決済を監視

Paidyとは (Paidy公式サイト)

これらを見る感じですと、かなり安心感のあるものとなっています。
ではなぜ悪用されることとなってしまったのでしょうか。




手口はこれ!かなり悪質です。

このPaidyのサービスを悪用した手口ですが、以下のような流れとなります。


1.詐欺師は自分のメールアドレス・電話番号を利用してPaidyにアカウント登録をする

2.詐欺師が無在庫出品・無在庫転売でフリマサイト等に出品

3.詐欺師はPaidyを利用して、Amazonやヤマダウェブコム等の通販サイトから購入して、送付先を落札者に設定

4.落札者は商品が届いたので、フリマサイト等で詐欺師に到着連絡や決済を行う。

5.翌月詐欺師はPaidy支払いを踏み倒すため、90日後に送付先にPaidyの支払請求が来る。

6.詐欺師には代金支払済だが、本来の請求はPaidyなのでそのまま商品分の金額が詐欺師の手に渡ってしまう。(いわゆる二重請求)





防ぐ方法はこれ!もし被害にあった場合は・・・?

防ぐ手段があるとすれば、上記詐欺手順の
「4.落札者は商品が届いたので、フリマサイト等で到着連絡や決済を行う。」
「5.翌月詐欺師はPaidy支払いを踏み倒すため、送付先にPaidyの支払請求が来る。」
で対応実施する必要があります。

具体的には下記内容です。

到着した品物の発送先を確認して、受取拒否をする

詐欺師はAmazonやヤマダウェブコム等の通販サイトを利用しているため、発送先はそこの名称となっています。
そもそも、メルカリ・ヤフオクでは規約で禁止されている「無在庫販売」の手法であり、到着時点で受取拒否、運営に通報することで被害を防ぐことができます。
※Amazonや通販サイトの販路を利用しています。は無在庫販売の言い訳、常套手段です。

また、受取拒否をすることでで支払自体が発生しなくなることも多いですが、念の為伝票番号等を控えて、発送先の通販サイトに確認したほうが良いでしょう。

<参考サイト>
Amazonからの横流し(?)での出品者について (メルカリボックス【メルカリヘルプ】)
ヤフーで買ったのに「アマゾンから届く」 そんな「割高」直送転売屋にダマされない法 : J-CASTニュース

取引相手の情報を確認して、残しておく

取引評価というものがありますが、これは重要な判断基準の一つとなります。
特に、低評価の内容については確認する必要があります。
また、取引時の画面や、やり取りした内容、振込記録等の相手に関する情報はトラブル時の重要な証拠になるので、残しておくのが良いでしょう。

商品画像に注目する

商品画像が登録されていない品物については、すべてが詐欺師というわけではありませんが、気を付ける必要があります。
もちろん、他の出品者の画像を悪用されてしまう等されてしまうこともあるので、100%の対策ではありませんが、有効な判断基準の一つになります。

被害にあったら泣き寝入りしない。フリマサイトや警察に相談する。

覚えのない請求書が届くなど、既に被害に合ってしまった場合は、各サイトのカスタマーサポートや警察に相談することで解決する可能性があります。

サービス自体の信用に関わる問題ですので、動いてくれる可能性は非常に高いです。

<参考サイト>
Paidyカスタマーサポート
カスタマーサービスセンター メルカリボックス(メルカリ問い合わせ方法が記載)
カスタマーサポートについて (ヤフオク!ヘルプ)
インターネット利用詐欺について 警視庁


さいごに

残念ながら、フリマサイトなどの個人間取引ではトラブルが発生しやすく、少しでも疑問点がある場合は疑う必要があります。
また、「無在庫出品・無在庫転売」は副業ブームの中でオススメするような方も多く、実践している方も非常に多いです。(もちろん規約的にはほとんどのサイトで禁止行為)

今回の騒動でPaidyも確実に本人へ請求が行くよう、セキュリティ強化されると思われますが、詐欺師は常にシステムの隙を狙っているため、他サービスで同じような手口で詐欺行為を働く可能性は非常に高く、特に発送先がおかしいの部分は気をつける必要がありそうです。

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