自動更新されてしまい、今まで利用していたアドオンが非対応となり使えなくなってしまった!という場合や、新しいバージョンのデザインが使いづらいという場合に有効です。
2021/11/22更新:最近のバージョンは不具合が多く、バージョン戻しの需要が増加傾向です。やり方を更新しました。
1.Thunderbirdのデータのバックアップを取得する。
下記フォルダのデータをデスクトップ等にコピーしてバックアップを取得します。※Thunderbirdに保存しているメールアカウントのパスワード設定がリセットされ、再度パスワード入力となる場合もありますので、パスワード等のアカウント設定情報についても念の為確認していただくことをおすすめします。
C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Thunderbird
2.旧バージョンのThunderbirdインストーラーを取得する。
2-1.Thunderbirdダウンロードサイトへアクセス
http://ftp.mozilla.org/pub/thunderbird/releases/2-2.ダウンロードしたいバージョンをクリック
一覧からダウンロードしたいバージョンを選択します。今回は、60.9.1のバージョンに戻します。
追記:今のバージョンより一個前や二個前程度に戻すのがおすすめです。
ちなみにWindowsの場合は、バージョン名→win32→jaでインストールファイルに到着することができます。
追記:win64が64bit版、win32が32bit版です。32bitPCを使っていない限りは64bitでも問題ありません。32bit→64bitへの再インストールもできました。
同じバージョンでも32bitでは動かない機能が64bitでは動くというものもありました。(逆もありえます。)
<Windows版 Thunderbird バージョン60.9.1(日本語)>
http://ftp.mozilla.org/pub/thunderbird/releases/60.9.1/win32/ja/
2-3.ダウンロードする。
exeと書いている部分をクリックすることでダウンロードすることができます。
3.Thunderbirdをアンインストールする。
追記:最近のバージョン(90.~)ではデータ移行する必要なく、
上書きインストールができることを確認できました。
4.ダウンロードしたファイルを実行、再インストールを実施。
なお、初期設定では自動的に最新版に更新する設定となっているため、すぐにバージョンが最新版となってしまいます。そのため、5の作業の実施が必須です。
5.自動的にバージョン更新をしない設定にする。
この設定を実施することで、手動で更新を行うもしくは、更新を行わない設定としてバージョンを固定します。5-1.メニューバーからオプションを開く
メニューバーが出てこない場合は、「alt」キーを押すことで出現します。5-2.自動更新設定をしないように設定をすることで設定は完了です。
「詳細」の中の「更新」タブ内にある内容を変更して、OKボタンを押すことで設定はすべて完了します。「更新を確認するが、インストールするかどうかを選択する」をチェック。
「更新のインストールにバックグラウンドサービスを使用する」を外す。
※バージョンによってメニューのレイアウトは若干異なりますが、自動的に更新しないものを選択すれば問題ありません。
C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Thunderbird\Profiles
→バックアップしたデータのProfilesの中身をそのままコピー
(この中身が実際のメールのデータです)
C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Thunderbird\profiles.ini
→Profilesの参照先がテキスト形式で書かれています。
これを上記でコピーした「~.default」に書き換えて保存することで
メールソフトがバックアップしたメールデータを参照するようになります。
Thunderbird 旧バージョンに戻す記事参考になりました。
返信削除教えてください。 現バージョンをアンインストールした後、旧バージョンのインストール で
profiles 等(バックアップしたファイル)は初期化されないのでしょうか?
初期化された、場合は、バックアップ戻せばよいのですが、その辺 教えてください。
ご多忙かと思いますが、宜しくお願いします。
1.でバックアップしたものを,ダウングレードしたthunderbirdに入れる方法を教えて下さい。消えてなくなりました。
返信削除消えてしまった=インストールで作成された新しいプロファイルを参照している。
削除ということなので、C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Thunderbird
の中にある「profiles.ini」のテキストファイルの中に、プロファイル参照先指定の記載を、旧プロファイル名にかえてあげれば見えるようになります。
指定するものは、C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Thunderbird\Profiles
にある、「~.default」の名前です。