突然自分の建物を他人がショベルカーで破壊しにくるという話題がTwitterなどで話題になっています。
どうやら、GIGAZINE倉庫に対し、ショベルカーで勝手にぶっ壊すという地上げ屋行為を行なわれたことが記事化されたことで炎上状態になっているようです。
リンク:ある日突然自分の建物を他人がショベルカーで破壊しても「建造物損壊」にはならないのか?(GIGAZINE)
なお、この記事はgooのトレンド記事としても取り上げられています。
GIGAZINEの記事についてですが、記事執筆時点で警察が捜査中のため、公表しても問題ない範囲とは書いていますが、ほぼ全容がみえる記事となっています。
話題の会社ってどういう会社?
Twitterでは、この事件に関係している会社名や単語として、「地主のYさん」「パワーエステート」「日新プランニング」という会社名がトレンド入りしていました。今回の話題の流れとしては、下記の流れとなります。
1.「地主のYさん」がGIGAZINE編集長から返してもらった結果、自分の土地であると主張する土地(GIGAZINE編集長登記・土地にはGIGAZINE倉庫が現存)を売却するため「パワーエステート」が不動産仲介業者が「地主のYさん」と媒介仲介契約を結ぶ
2.「日新プランニング」という会社に土地売却
これらはGIGAZINE元記事でもはっきりと社名が記載されているため、デマではないと思われます。
また、1の行為があまりにも手際が良く、計画的に行われていることがうかがえます。
パワーエステート株式会社について
会社ホームページより、下記のような会社であることがわかります。
リンク:パワーエステート株式会社
この会社が「地上げ屋」と呼ばれている原因は、業務内容に記載されている、「借地権・底地権の買取り、保有・運営・権利調整」という文言からです。
特に今回の場合、「地主のYさん」という方にあえて何も確認しないショベルカーで破壊後、更地にするというやり方は強引すぎるため、「地上げ屋」そのものといえます。
また、法的に破壊行為を止めることもできず、その場所が更地になれば、「滅失登記の申出」によって登記を書き換えが可能で、法務局の調査が完了後、正式に「地主のYさん」の土地となるようです。
リンク:建物滅失登記の「申出」(姫路の司法書士の方の記事)
リンク:パワーエステート株式会社
名称 パワーエステート株式会社
所在地 大阪市中央区日本橋1丁目18番1号 日本一会舘 3F
電話番号 06-6643-1000
FAX番号 06-6643-1009
設立 平成19年 1月23日
代表者 代表取締役 遠岳 一平
資本金 8,880万円
業務内容 事業用不動産の売買・仲介・コンサルティング業務、信託受益権の売買、
借家・賃貸マンション・借地権・底地権の買取り、保有・運営・権利調整
この会社が「地上げ屋」と呼ばれている原因は、業務内容に記載されている、「借地権・底地権の買取り、保有・運営・権利調整」という文言からです。
地上げ屋とは?
本来の意味は、権利関係の複雑な土地・建物を買収する都市開発の専門業者・人のことですが、それを強引に進めていく人たちはネガティブな意味をこめて「地上げ屋」と呼ばれることが多いようです。特に今回の場合、「地主のYさん」という方にあえて何も確認しないショベルカーで破壊後、更地にするというやり方は強引すぎるため、「地上げ屋」そのものといえます。
今回の件は罪にはならない?
今回の事例ですが、自分の土地の上にある建物を返してもらったと「地主のYさん」は思い込んで破壊しており、「故意性」(=わざとやっている)ではないため罪には問えないようです。また、法的に破壊行為を止めることもできず、その場所が更地になれば、「滅失登記の申出」によって登記を書き換えが可能で、法務局の調査が完了後、正式に「地主のYさん」の土地となるようです。
リンク:建物滅失登記の「申出」(姫路の司法書士の方の記事)
さいごに
私の予想ですが、「故意性」が本当にそうなのかという部分が重要になってきそうです。
今後の展開がとても気になりますね。
今後の展開がとても気になりますね。
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