SE(システムエンジニア)といっても、分野は多種多様です。
今回はその中の一つ、社内SEへの就職、特に新卒について書いてみたいと思います。
新卒市場での社内SEへの就職内定難易度
正直なところ、通常のSE(SIer)と比べると、かなり狭き門といえます。企業規模によりますが、少人数部門であることが多く、さらに仕事の性質上、経験者を求めるため、中途採用が多いようです。
とはいえ、2020年3月現在、関西・関東でも200件近くの新卒社内SE求人はありますので、働くことはできると思われます。
新卒で社内SEってどうなの?
この記事にたどり着いた方は、新卒社内SEをオススメしない記事をたくさん発見されたかと思います。どうやらインターネット上では否定的な方が多いようです。ですが、わたしはオススメします!その理由をまとめてみました。
いろいろなITスキルを取得することができる
社内SEとして働き始めると、電話機、プリンターなどの機械から、プログラミング知識が必要なシステムの改修、ホームページ更新、サーバー等のインフラ関係と、多種多様な業務に携わります。また、システム開発を外部委託することもあり、管理経験も積むことができます。ということは、これらに関係することを実践しながら取得できる環境が整っているということです。
新卒募集ができる企業は教育環境が整っている
実践しながら取得できる環境とはいえ、周りに教えてくれる人がいなければ不安になるかと思います。しかし、そのような企業はそもそも経験者のみ採用します。誰もシステムわからないって状態ですからね。
新卒社員をITエンジニアに育てられる自信があるから募集できる、つまり新卒募集がある企業=教育環境は整っていると言えます。
業務で達成感を得やすい
社内SEの仕事は社内折衝を行うことが多く、経営層や他部署と深く携わることが可能です。また、会社全体の業務の流れも掴みやすく、システム導入・改善をすることで業務の成果を直接感じることがとても多いです。
また、社内システムのサポート業務(主にヘルプデスクのような仕事)で、他部署の方から感謝の言葉をかけれることも多く、やりがいにもつながります。
上流工程に携わることができる
社内SEは、自社システムの開発を企画から行うため、システム開発における最上流の工程を担当する可能性がかなり高いです。また、開発自体を外注している場合においても、社内でシステム企画を行い開発のみを外注していることが多く、上流工程に携わることができます。
このように、社内SEは上流工程を担当できるため、SEのキャリアアップの到達点の一つとされています。
初めから到達点にたつ、とても素敵ではないでしょうか?
ワークライフバランスが整っている
実情を知っているのは10社程度で、その他は口コミサイトでの情報収集結果ですが、どの企業もITエンジニア(開発者)と比べると残業も少ないです。平均すると、残業時間は 0~30時間/月 程度です。
さいごに
他サイトをみていると、「スキルが身につかない」といった意見が非常に多いですが、それはその方自身の自己解決力不足ではと感じます。プログラミング的な意味では、既にシステムが有る場合はその改善を行いつつ知識取得をしたらいいわけです。そのような場合、社内でも知っている人がいる確率は高く、1から勉強することも可能です。
また、社内に知っている人がいない、システムでは使っていない物を作りたい!という場合は、自身で勉強をしながら初めは簡単な社内便利機能としてテスト運用してみるというのも良いかもしれません。
(誰も知らないというのは工数を含め、自身のさじ加減で提案できるチャンスとも言えます。)
後悔のない、就職活動となりますよう、願っています。
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